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ウィズダムの目2004年2月号 


2月の本について

新年の感傷みたいなものを感じるひまもないぐらいに時間は過ぎてゆきますね。もう1月は終わりで、2月になりました。新年はいつものようにのんびりしない で、どんどん仕事をすることで、前半のダッシュにするのを最近の習慣にしています。テレビを見てもつまらないものばかり、格闘技もあまりエキサイテングで ないですね。こういうときは机の周りにたまった文献の整理や書類をファイルすることにして、とりあえず身辺の環境を整えることを行います。それでアスクル からファイルを購入しましたが、この中で本当に役立ったのが、電動の2つ穴あけ機です。これでどんどん文献を整理できました。かなり厚い文献もらくらくと 2つ穴をあけることができます。

それで古い文献や最近の文献などを整理してみて感じたことは、大規模の情報処理や並列処理などは、第五世代の時代に考えたことがまた繰り返されているとい うことです。現在は、ハードウェアも安くなり、またコストも下がりましたので、いろいろなことが可能になりつつあります。それで我がベンチャーのウィズダ ムテックにもグリッドコンピュータを導入できビジネスに役に立っています。ホー ムページに写真をのせましたが、それで思いだすのが立 花隆さんの“電脳進化論”です。この本の中で登場する自宅に4台のスーパーコンピュータを持つ桑原先生のことです。それには及びませんが、いまの 自宅にあるグリッドコンピュータを構成するサンのマシンやデルコンピュータでもかなりの計算をすることが可能になりました。そうしたことを可能にしている のが並列処理や分散協調コンピューティングです。こうした古い文献にもそうした論文がたくさんあります。ですから古い文献も役にたつのですね。

前置きが長くなりましたが、最近読んだ本では、原書をかったがわずかしか読まなかった、ブ ルースシュナイアーの“暗号の秘密とウソ”(山形浩生 訳)を不完全ながらも読みました。不完全という意味は、興味あるところだけ読むということ ですが、これはセキュリティではまづい読み方ということをブルースシュナイアーは彼の本の中で指摘しています。でもあまりに厚い本で少しはしょりたくなり ます。でも翻訳の山形浩生さんの訳は読みやすく、テンポも感じられてとても好きです。そのテンポにつられてつい読み飛ばししてしまいます。この本を読むと セキュリティは完全でなく、セキュリティ保持のためのプロセスであることが分かります。セキュリティの範囲も広く、多くの問題を抱えていることが分かりま す。いま、ユビキタスコンピュータは、はやりですが、そのセキュリティをきちんと取り組んでいる研究はあまりなく、本当に心配ですね。筆者もそうした研究 に取り組んでおり、ウェブのサービスに関する個人認証についての研究の成果を岩波の“科学”コンピュータセキュリティ特集に 寄稿しました。また、無線LANに関連する本として、カルフォルニヤ大学のバークレイ分校のダグタイガー先生とそのドクターの学生だったエイドリアンぺリ ングが書いた"Secure Broadcast Communication in Wired and Wireless Network"の翻訳を進めています。5月ごろには出版の予定ですので。

もう1冊は、偶然、神田の書店で見つけた、ク ヌースの“コンピュータ科学者がめったに語らないこと”という本です。あのクヌースが聖書の解釈を通じて、神の存在を論理的に証明しようと試みた 本で、MITでの連続講義をまとめたものです。コンピュータの神様と言われるドナルド・E・クヌースが聖書の3章16節についてその解釈をさまざまな聖書 の解釈をもとにクヌースが厳密に再度その解釈を探すことを試みているものです。クヌースといえば The Art of Computer Programming 1,2,3で有名ですし、最近、CSLIから3冊の本が出版されています。Literate Programming, Selected Paper on Computer Science, Digital Typographyです。このCSLI( Center for the Language and Information)にすこし関係していることからこれらの3冊は全部持っていました。といっても簡単に読める本ではありません。数学的な厳密さと抽 象化を求めてきたクヌースが聖書問題に取り組んだ動機はよく分かりませんが、とにかく一読する価値のある本という気がします。もしかすると聖書も暗号の一 つで、それを厳密に解くことで神の存在を分かるのかもしれません。それができるのはコンピュータの神様のクヌース先生しかいないのかもしれませんね。でも クヌース先生が退官されて一番ホッとしているのは大学院希望者かもしれませんね。クヌース先生の試験問題は非常に難解で、これで大学院を落ちる人が多いら しいのです。それにしてもスタンフォード大学のコンピュータサイエンスにはすごい人がいますが、そうした先生達がいっせいに、退官をむかえていますね。去 年はジェフ・ウルマンが、エドワード・ファイゲンバウムが。しかし、それを埋めるのはどのような先生なのでしょうか。それにしてもクヌース先生レベルの先 生はそれほど出てこないと思うのはこういう本を読めば分かります。

そのほか現実的な本として、“オー プンソースを理解する”(秋元芳伸ほか)で、オープンソースの注意点が書かれています。こういう本はリー ナス・トーバルスの“それが僕には楽しかったから”という本につきますね。後発のものはビジネスにどう展開するかとか、著作権がどうだとかの解釈 をついてオリジナルの精神が失われています。トーバルスがいうように開発が楽しかったからでしょう。当然、メンテナンスはそれを見た人がやればよいという のでしょう。

以下の本は時間があれば読もうと思う本で、長男から借りた本です。

1. エ クスプローリング・ザ・マトリックス (カレン・ケイパー編著、大島豊訳)
2. サイバーパンクハンドブック(R. U. シリウス、バートナゲル 志賀隆生編集)
3. 新 世紀未来科学 (金子隆一)
4. H・A ・R・L・E (デイヴィッド・ジェロルド、小隅、大西訳)

いずれもスーパーコンピュータないしスパー人工知能を扱ったSFの辞典や小説です。新しい発想を求めてこういう本を借りたのかもしれませんが、まだ未読で す。



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