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ウィズダムの目2003年3月号 


最近読んだ本について


2月は大学では一番忙しい時です。入試があります。博士論文の審査や完成があります。修士論文、卒業論文など、それに成績の集計など。研究費のまとめや報告書など。いろいろ忙しいのですが、その間にビジネスの話、テレビの取材、新聞の取材などですが、これらはひとつも手をぬけません。その間に専門書や一般書を読む時間を見つけなければ、ただ、時間に追われる日々になってしまいます。こういうときは、あまり厚めの本でなく、やや薄めで、実用の“なになに”新書がいいと思います。そうした幾つかを取り上げてみましょう。

まず、趣味のジャズに関連しては、やはり、この本です。前回のジャズのCDで紹介した、ニューヨークジャズトリオのジャケットが本の表紙に飾られています。同じ意見の人の本はすぐに、読めます。寺島靖国さんの“聞かずに死ねるか Jazzこの一曲” 講談社α新書で、この人が担当するCDジャケットのなかの評論もユニークであり、筆者は寺島さんの評論がすきです。この本にはよい選曲のJazzのCDが満載されています。自分の購入したCDのチェックを含めて読むとよいでしょう。前回紹介したビル・チャンプはそうとうにほめられています。チャンプと付き合っているビルスチュアートという一見ぶっきらぼうのドラマーを私は好きです。とくに、シンバルワークやハイハットの不規則な踏み方や左手の使い方が、独特で、この人の個性が良く出ています。エルビンやフィリーにはない感覚で、ビル・チャンプのピアノには大変よく合うドラマーとおもいます。ジャズはドラマーが重要ですね。どのようなきらめきを、そして、リズムを付加するかはドラムの役割です。ピアノ、ベース、ドラムという地味な編成からジャズの楽しさを、そしてセンスよくスウィングする、3人がきっちりと絡み合う、ジャズピアノは本当に、楽しいものですね。

あとでまた触れますが2月も相当にCDを買いました。本を読むときや、仕事をするとき、よくCDを聞きます。ですからCDを買うときは仕事がはかどっているのです。といっても、この本で推薦されたJazzを全部買うことはありません。微妙に好きと嫌いが分かれます。でもピアノトリオに関しては、寺島さんの感じかたと同じ意見ですので、不思議と、買ったCDやよく聞くCDは同じものが多いようです。同じようによく聞いているのがステーブキューンのシャレードがあるCDです。このトリオのドラマーはビリードラモンドですが、ビルスチュアートに似ている感覚のビートです。軽いフォービートで、連続するビートに途中に8連譜や3連譜をいれます。それがイレギュラーなビートとピアノに合うのが不思議です。このステーブキューンのピアノもみごとです。自然な盛り上げ、そして、終局に近づく感覚はセンスよく、そしてオリジナルの旋律にもどるあたりは見事です。あきずに聞けるCDです。私は、ヤン・ラングレン・トリオのシャレードよりもステーブキューンのほうが好きです。

すこし、まじめに自分自身を振り返る意味で読んだのが、次の新書です。米倉誠一郎“ジャパニーズドリーマーズ”PHP新書(自己イノベーションのすすめ)いわゆるベンチャーのインタビューもの、そしてそれにコメントするという内容の本である。去年の夏に書き終えて、9月に出版、その割には版を重ねていないところをみると、ベンチャーバブルとの関係か、それとも、米倉先生のことがインターネットでながれた事件が影響してのことかよく分かりません。それと似たような本が多く出ており、インタビューの人たちも、よく取り上げられ人達が多く、新鮮味がないのか、それともなにかドリームの細かい内容を読者が求めているのか、それほど受けいれられていないのは不思議です。インタビューのうまい米倉先生は一時、テレビによくでていましたし、イノベーションというの出番は米倉先生でした。一橋の米倉でなくなるとどうなるかというのはこの本の冒頭にありましたが、もはやイノベーションの米倉の本でも売れなくなってしまうほど世の中は不況なのでしょうか。

新書でもうすこし、具体的な創業の本は、次のものがよいかもしれません。大江建“企業戦略—ビジネスの生み方・育て方”、講談社現代新書があります。この冒頭にある2つの質問、質問1.あなたはなぜ起業したいのですか、質問2.何を誰にどのように提供するのですかということを答えられるようにすることがこの本の目的である。そのための細かい分析や戦略が詳細に、しかも具体的な例を示しながら述べられています。その意味では参考になる本である。ベンチャーものは、成功例を述べたものか、あるいは、ベンチャースタートの奨励を書いたものが多い本のなかで、こうした市場分析や製品分析、戦略などが細かく書かれているのはそうしたコースの経験からきた知識をもとにしていると思われる。似たような本としては、加藤俊春さんの“マイクロビジネス”講談社α新書です。個人の生きがいとしてのビジネスという視点で、そのためのSOHOなどが触れられています。この中でインターネットの役割の重要性が述べられています。ですからビジネスはネット中心となっています。でも、ベンチャーは忙しいし、儲かると法人税がとられるし、大学からもいろいろ期待されるので、大学ベンチャーの声が聞かれる割には、それほど増加していませんね。それに、やはり会社をやるとお金がかかることは確かですが、それほど援助があるとはおもえません。ベンチャーをやるのは、すこしの勇気と、先を読む力ということです。このことは米倉先生の本のあとのまとめに書かれ
ています。だいたいが同じ内容のような気がしますが。

ベンチャーの本に関連するというと経済学でしょうが、それには、次の本を、各新聞社絶賛という宣伝にひかれて買ったのが、次の本です。竹森俊平“経済論戦は甦る”(東洋経済社)です。アービング・フィツシャーとヨゼフ・シュムペーターという2人の経済学者が不況をどうみるかという論戦です。本屋さんに行くと本当に、経済の本が山積みにされていますね。竹中さんは相当に印税を稼いでいるのではとおもいます。おもわず、竹中さんの本も買いたくなりますね。なんといっても日本の経済の担当者ですから、どのような考えなのか知りたくなります。まあ、そこはこらえてやめときましょう、というよりすこし立ち読みしてもなにか物足りない感じがするので、やはり、やめときましょうということで、同じ慶応義塾先生の竹森先生の本にしました。

この本で書かれている、日本経済の遭難とタイタニック号の沈没との対比は、深刻であり、銀行の無残な状態が理解できます。それにつづく、構造改革とデフレ対策、そして、不良債権処理は構造改革かという核心にせまります。それと関連する経済学者の意見を明快に分析して、それらを対比してくれており、日本の銀行の状況を分かりやすいものにしてくれています。技術の分野はその進歩により、古い技術は変わるという創造的な破壊がありますが、銀行は、その投資先を開発しないで、不動産にまわることで、いろいろな意味で問題が出てきます。銀行は例えば、金融工学のような技術を開発したかというと、多分、ほとんどなく、デリバテブやリスクヘッジなどの技術を持つたないとおもいます。それで、そうした技術がないところでは米国などプロの資金運用の会社には太刀打ちできません。つまり、情報通信が進歩して、金融工学を使うことが普通の状況でも、日本の銀行はそうした努力をしないで、不動産のような投資にいくことは自然です。そうした、銀行内の保守性や秘密性からすると新しい金融技術を使うことがなく、また、開発しないできたのです。ところが、金融はグローバルになり、そうした技術の戦いにさらされてしまったのです。情報の分野は創造的破壊がきましたが、銀行にはその破壊がきませんでした。

それが今、その状況にあると考えられるのです。金利をかせぐことのむずかしさ、しかし、銀行には、普通のひとがお金を預けるという日本の国民性からして、流動性のないお金が銀行に蓄積されることになります。そして、そのお金は、もはや投資先を持たない貯金ですから、当然、金利はすごく小さいものになります。かといって、お金を使うかというと、将来を考えて、それほど使わないので、消費は伸びないことになります。お金を使うのは、やはり、将来に夢や期待があるときなのですね。そした、政府が不良債権処理した銀行をうまく買っていくのが外国資本ですから、そのしたたかさはおどろくべきものです。ものを買いたいが、ブランドものは手がだせない、しかし、ユニクロはいやだという人が多いと思います。どんなに高くてもやはり、ブランドのものを買う人が多いようですが、ブランド会社は、それなりに、会社のマネージメントに努力している(うまいのですね)のです。やはり、旅行カバンはハートマンがよいと思うだけのことがあるのです。ハートマンはルイ・ブトンほどのブランド力を持ちませんが、やはり、売れる製品、売るところ(三越だけ)という経営の努力をしているのです。そういえば、創造的破壊について、日立の磯部さんが監訳した“クリエィテブデストラクション 創造的破壊が変える競争のルール”という本が、日立の方から送られてきました。通信事業に関連している創造的破壊について分かりやすく書かれており、とても参考になる本で、竹森先生の本合わせて読むとよいでしょう。ベンチャーだ、経済だ、ばかりでは疲れます。こんなときにはやはり、自然に触れた本がいいですね。

それで、筆者もよく通過する東部町にすんでいる玉井豊男さんのエッセイがいいですね。玉井豊男“ヴィラデスト菜時記— 暮らしの輪郭線”で、東部町の暮らしの中で、野菜を自分で育てる話、ワインの話などいろいろ自然との触れ合いのなかのエッセイが書かれています。それに、本の半分には、玉井さんの描いた水彩画もあり、本としても美しいものです。このヴィラデストというのは玉井さんの農園(3500坪の)の名前ということです。以前は、軽井沢に住んでいたということですが、東部町は緩やかな丘があり、ブドウ畑にあいそうな土地です。東部町には、おいしい地ビールもあり、地方の方が豊かと思うところです。筆者も10年まえに、友人が土地を買ったのにつられて、信州に山小屋をつくりました。最近では、ゼミの学生をつれて、夏のゼミの合宿にいくこともあります。ここでのバーベキューは最高で、学生には好評です。クラブハウスには炭焼きのバーベキューの設備があり、そこで、魚や肉のバーベキューをするのですが、これが山の冷気とともにビールは最高にうまいです。昼間はテニスに、山のトレッキングという健康的な生活、研究のアイディアも浮かび、本も読めるところです。難点は冬の寒さと雪です。今年はまだ、雪かきをしていませんので気がかりです。去年の夏のテラスでのハッピーな顔をみてください。

この山小屋はカクログで、スエーデン製です。小さいのですが快適な空間で、ドクターレベルの学生は泊れるというポリシーです。過去に、海外の研究者も滞在したことがあり、ドクター取得者しか泊れないのだという厳しいルールをつくっています。ここでは主に、本の原稿を書くところと、本を読むところと決めています。食事も掃除も、洗濯も自分でやることを覚えました。夏には自分でペンキ塗りや敷地内の木を切ります。これがけっこうな労働で、自分の体力のチェックにしています。ペンキ塗りができないのは、斜面がきついので、梯子を誰かにおさえてもらわないとあぶないからです。でも、ペンキ塗りは楽しく、夏さぼると冬は大変です。
でも自分で全部管理するのも楽しいものです。

この山小屋はいわば筆者の隠れ家でしたが、夏のゼミで、コスト高の割りにつまらないところに行くより、貸し別荘を借りて、夕食はバーベキューというパターンが学生に人気があり、隠れ家を開放したことになります。それとこの山小屋で飲むビールやウィスキーは、やはり大勢でワイワイしながら飲むのが楽しいのですね。研究には、こうした無駄でも、みんなで話す時間が必要です。まだ、高くない時代にうまく手にいれた山小屋ですが、割あい有効利用しているとおもいます。なにかステイタスで購入したひとは、ほとんど利用していないようで、そのうち荒れてしまうのをみるのは残念です。家の中は愛犬のマービンの爪のあとやら、ログの色も次第に変わり、時間の経過が分かります。運び込んだ雑誌の内で、ニューズウィークの日本語版は、創刊からありますので、古いニューズウィークを読むと、その時代に飛ぶような不思議な感覚になります。壁の一角には、家族、友人達の写真を鋲でとめ、アルバムコーナーもあり、時空間がその壁に凝縮されています。ここではオーデオは家以上に気を使っています。ログハウスでは音がよく響きます。それにジャズのライブのDVDやレーザーデスクがあり、音と映像を楽しむことができます。ここに5日もいると本当にリラックスできますので、東部町に住んで、自給自足している玉村さんはうらやましいかぎりです。自分も定年後はここで、本を読むことや本を書くことなどいろいろな計画を立てています。

しかし、山小屋は、1月2月は雪が深く、道路が氷結して簡単にはいけません。去年暮れに、やり忘れたことのひとつが屋根のといをはずすことでした。雪の多いところではといはやくにたちませんので、はずすことにしているのです。そういえば、樹を照らす照明器具もはずしわすれました。今ごろは、雪に埋もれていることでしょう。東京で桜が咲く時期でも、まだ寒く雪もありますので、連休あたりに山小屋にいくことになると思います。そうだ、カレンダーもまだ、前年度のままだなと思い出しました。冬でも勇気を出していけばよいのですが、今年は、2月の終りから3月のはじめに海外にいくことになりました。サンマイクロシステムズの教育と研究の会議(2003 Worldwide Education and Research Conference、略称 ERC)に招待され、さらに理科大学の情報メディアセンターがCOE ( Center of excellence)に日本で始めて選ばれて、その調印式にでることになりました。場所は、サンフランシスコですが、途中で、ハワイによるという休みの時間も作ることが可能になりました。ただ、ERCにでるだけでは疲れますので、はやり、途中で、ハワイのような気候のよいところで、会議後の整理をするというのは、やはり必要と思われます。このERCにはサンの社長のスコット・マクネィリーも参加してサンの今後のビジョンを聞くととができます。そのほか、最新のネットワーク機器やスパークチップ、さらにe-LearningやWeb base educationなど教育方法の最新の現状や、英国で最近できたe-Universityの話など、今後の動向をしることができる興味深い会議で、今回は理科大から2名が招待されただけでした。前回の、2001年は筆者も講演するという役割を果たしました。

そんなことで2月は本を読むより、講演を聴くことが多い月でした。しかし、海外でも本を買いますので、やはり本を読みます。その中で、これは絶対にお勧めなのが、M.Mitchell Waldropの“The Dream Machine. J.C.R.Licklider and the revolution that made computing Personal.”Penguin books 2001です。このLickliderという人がいなければ、現在のようなネットワークもパーソナルコンピュータも存在しなかったかもしれません。このLickliderこそが米国の人間とコンピュータの共生(シンバイオス)の研究を推進した人であり、MITでは人工知能の研究室を創った人なのです。 筆者も初めての米国旅行を1969年にしましたが、その夏、7月15日の筆者の誕生日にMITのクラブで夕食をごちそうしてくれた人で、親切ながら人の話をよく聞いてくれる教授という印象でした。その当時は、こんな偉い先生とは思ってもいませんでしたが、しかし、いろいろな人にその後聞いてみるとLickliderという先生は、そういうことを自然に行える人だということが分かりました。ゼロックスの研究所のダニエル・ボブロウにこのことを話したところ、実は、彼のお父さんもロスアンジェルスからMITにでてきたときに、やはりLickliderにごちそうになったというエピソードを話してくれました。ボブロウはミンスキーが指導した一番最初のドクターの学生で、ゼロックスパロアルトリサーチセンターのフェローです。長くAIジャーナルの編集委員長をしていた人です。この本にも協力したそうです。本の中にも登場します。この本は米国の人工知能の歴史にも良い本ですし、また、パーソナルコンピュータの発展をたどるにも良い本です。しかも、時代を感じさせないで、その当時の生き生きとした状況の描写におもわず引き込まれます。これほどあきることなく読める本は最近めずらしく、フライトの待ち時間、機内であきずに過ごせたのもこの本のおかげでした。古い写真やノーバートウィナーのことやシャノンの通信理論いろいろな話題がでてきます。このような指導者がMITにいたから、やはり東部は計算科学が進んだのがわかります。そして、Lickliderがいたころの米国の研究者は若くて優秀で、しかも創造性が豊かなのかがわかります。いまだとベンチャーに進んでしまう人が多いのですが、Lickliderの頃はまだ、研究至上主義の人が多かったようです。そうしたことはこの本に描かれています。海外に出かけて、サンフランシスコのマーケットストリートにあるステシーという本屋さんに立ち寄る機会があり、そこで購入したのがこのLickliderの本でしたが、なにか数冊分の感じがする本でとても満足でした。本は数でなく、良い本をゆっくり読むのも大切と実感しました。ペンギンブックですから紀伊国屋た丸善でもすぐに入手できると思いますので、ぜひ、この本を読んでみてください。

ところでハワイでの過ごしかたですが、泊るところはいろいろありますが、すこし高めですが、サービスや従業員の感じの良さでは、シェラトンモアナサーフライダーのタワーで、オーシャンビューの部屋をとることを勧めます。筆者は、あるとき、一番古い建物の部屋の予約をしましたが、すぐ部屋のしたの生演奏の音楽がうるさく、しかも、部屋自身の設備がよくありません。そこで部屋の変更をお願いして、いろいろな建物の部屋からの眺めや音などを調べて、部屋を選んだことがあります。そこで到達したのが、1678という部屋ですが、ここからは、ダイヤモンドヘッドがほどよく見え、さらに、海も良く見えます。ですからシェラトンというホテルを決めるだけでなく、部屋までも決めて、予約のときはかならず、1678にしてもらいます。こうすると、常連になりますので、ワインサービスやフルーツサービスなど、チェックインするとかならずそうした、サービスが得られます。それに、部屋がいつも同じだと、以前の連続になるようで、安心して休むことができます。すこし、費用がかかりますが、そうした予約やホテルの使い方があることをおぼえました。この部屋からの景色をデジタルカメラで撮影しましたので、ここにのせておきます。

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この景色は、ベッドからも見え、適当に、波の音もしますので、5日間ぐらい滞在すると、本当に神経が休ります。今回はERCの後でしたので、会議のスライドを再度みて、それにコメントを書くということを行い、会議の内容を整理しました。サンの会議ですから今後のグリッド計算がどうなるか、そのハードウェアがどこまで高速になるかということがスライドにあります。ですから、こうした情報をもとに、今後の方向がよくわかるのです。それが通常の国際会議と違い、ネットワーク技術やJavaの技術を提供するサンマイクロシステムズの会議の利点であるわけです。国際会議では、研究中心ですから、自分の研究の位置付けはわかりますが、ハードやソフトがどうなるか良く分かりません。

そのため、ERCのような会議では、今後のハードやソフトの動向を掴んで、それをベースに研究をすることも必要と思われます。とくにグリッド計算のような分野では、何を基礎にソフトを開発するかで方向が決まります。サンのグリッドエンジンはよく作られていて、開発がしやすいことが分かりました。もちろん、グロービスのツールのグリット計算もありますが、サンのツール(サングリッドエンジン)を利用したほうが開発が早くできることがわかりました。それも今回出席したERCなどの会議を通じて得た知識をもとに計算環境を開発して、それを基礎に、データマイニングなどのソフトウェアを開発することができます。それに専門のデータマイニングの会議では事例より理論などの研究発表が多く、どのような計算環境でデータマイニングをするかという議論は少ないようです。ですからサンマイクロシステムズのような計算機側の会議は大学にいるものにとり有益と思われます。デベロッパー向けの会議としては、Java-Oneのようなものも有益です。それに似た感じの会議がERCでした。

購入しただけでまだ読んでいない本として、しかし、なぜ買ったかを書いてみると

1.    経済大論戦(朝日新聞社)
とにかくいろいろな経済学者の意見があるので買ってみたという程度で、キイワードを拾うにはよいとおもう本、しかし、経済学は数学に近い分野と思うのが、テレビの番組のようななってしまうとはこの分野の将来は暗い感じがしますね。もつときちんとした議論をすると数学を使うので一般受けしないので、あいまいな議論になるのが経済学の特徴、その結果、このような本ができることになるという見本。

2.    船橋洋一 日本の志(新潮社)
戦後日本を作り上げた多くの人たちの志の高さ、誇りが書かれています。自信喪失の日本に、こういう人たちがいたのだということを再度確認して、希望をもつことの大切さを感じます。本の表紙には手塚治、吉田茂などの人たちのセピアカラーの写真があります。船橋さんは朝日新聞の論説委員だったころある会合でお会いする機会があり、非常にダンディな人という印象でした。書く本も重厚な本が多かっと記憶しています。

3.    小林秀雄全作品1(新潮社)
こわいおじさんという印象の小林秀雄の評論集を全部よんでみたいという願望がいぜんからありましたので、つい購入したというもの。筆者が全集をもつているのは、大宅壮一さんのみ。しかし、この全集は時代を感じさせない面白さがあります。ときどき読んでいます。

4.    山本夏彦 一寸さきはヤミがいい(新潮社)
やはりこわそうながんこおやじという写真つきの表紙につられて買いました。この人のエッセイは厳しさとやさしさがあり以前から好きでした。

5.    Kevin D.Mitnick, The Art of Deception( Wiley)
マーケットストリートのスティシー(サンフランシスコ)の本屋さんのレジのまえに積まれていた本です。ミトニックはもとハッカーで釈放され、いまはセキュリテイのコンサルタント、なるほど表紙の扉にある写真はハンサム、シリコンバレーのベンチャーの社長さんのような感じです。セキュリテイの心理を知るにはよい本と思い購入しました。ミトニックとツトムシモムラに関しては映画にもなるほど有名になった実際の話です。ときどき、セキュリテイの講演にもビデオクリップに使うこともあります。以前は、人工知能の講演が多かったのですが、最近は、セキュリテイの講演依頼も多くなっています。大学の講義でもセキュリテイの話(ネットワークのセキュリテイ)を始めています。そのとき使うのがミトニックのホームページと映画です。

6.    志水辰夫 生きいそぎ(集英社)
短いストーリながら、不安な気持ちにさせる書き方の本。この作家のべつの作品はいわゆるハード調のもの、旅のエッセイものなど、魅力のある作品が多い。




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