科学研究費基盤研究(S)採択テーマ
「知能ソフトウエアに基づくグローバルな通信セキュリティに関する研究」

研究代表者:東京理科大学理工学部教授 溝口文雄

○ 研究概要
 インターネット世界は,利用人口の巨大化,通信・計算機処理の高速化,そして無線LAN などの汎用化に伴い,利便性・有用性が急速に向上している.しかしながら,コンピュータウイルスやクラッキングなどの危険性および被害も拡大しているため通信の信頼性は低下している.そこで本提案では,LAN(Local Area Network)レベルだけでなくWAN(Wide Area Network)レベルを対象とするほか,無線LAN,および無線通信に基づくセンサチップ等を含む利用に対して,知能的ソフトウエアに基づく安全な通信基盤の構築を行う.具体的には,各計算機およびチップ上で動作する監視機構を設け,その監視機構が互いに協調する超分散セキュリティソフトウエアを設計する.また,その監視履歴に対するデータマイニングを行うことで不正侵入ルールの自動生成を行うなど,リアルタイムな安全性の確保を実現する.さらに,多数のセンサチップを用いたヒューマンセキュリティなど,その通信の安全性を背景とする新たなネットワークサービスの創出を行う.
 以上の提案により,次の達成を目標とする.

  • 計算機の監視および不正侵入等の排除を行う協調型超分散ネットワークセキュリティソフトウエアの開発
  • 大規模な監視履歴に対するデータマイニングソフトウエアの開発
  • 上記環境下におけるセンサチップ群を用いたヒューマンセキュリティソフトウエアの開発
    これらの目標に対し,実世界における適用実験に基づき評価を行う.

    ○ 研究メンバー

  • 溝口文雄(理工学部経営工学科教授)
  • 西山裕之(理工学部経営工学科助手)
  • 平石広典(株式会社ウイズダムテック技術担当取締役)
  • 山崎航(総合研究所ポスドク研究員)

    ○ 研究期間
    平成17年4月〜平成20年3月

    ○ 研究経費
    総額:53,300,000円

    ○ 研究の準備状況
    科学研究費特定領域研究における研究成果(平成12年〜15年度)